笠松
2024年11月06日
勢いある3歳馬ナムラダリルが中心「初時雨特別」(笠松競馬)
11月6日(水)の笠松競馬メイン第11レースは「初時雨特別」(B級1組、笠松競馬場1400メートル)。
激戦Vバトルだが、勝って同条件と参戦アドバンテージがある◎5 ナムラダリル(牡3、伊藤強一厩舎)からの狙いがやはりベター。一般格付け後のB級2戦をともに持ち前の高く安定した先行力を発揮して2連勝。絶好のリスタートを決めている。強敵ぞろいの3歳戦ではあとひと粘りが利かず勝ち切れなかったが、格付け前の特別戦で5戦連続馬券貢献していた能力の裏付けでもある。軽めの調整、調教は前走臨戦時と同じ。気配は特に変わっていない。好調のライバルに、実力派も多く前走より相手強化の一戦も、差しにも回れる脚質も強みの1つ。勢いと弾みがついてきた3歳フレッシュパワーに連軸の期待だ。
同じ3歳世代の○2 キテヤイヨジ(牝3、後藤佑耶厩舎)も好調をキープする好素材。こちらも格付け前は無敗を誇る難敵バンダムアゲインがいたため勝ち切れなかったが、7〜9月の3歳1組特別で4戦して2着3回と好成績を残した地力派。一般格付け後も2戦2連対と持ち前の安定した堅実な差し脚でアピールする。2馬身差Vで飾った前走同様、1400メートル戦は【3・3・0・3】の好舞台。ここも勝ち負けだ。
実績上位はもちろん▲9 ダルマワンサ(牡7、田口輝彦厩舎)。今夏復帰後の4戦は6、3、4、3着と差し届かずの走りが続くが、A級トップシーンでバリバリに活躍したタイトルホルダー。ただ昨年11月のA2級から勝利から遠ざかっているのも事実。中間には調教、追い切りも強化された上、前走に続いてのB級戦。そろそろ目覚めていい頃だが……。
そのダルマワンサに復帰初戦の前走で先着を果たして連対キープしたのは△8 ミトノシャルマン(牡4、笹野博司厩舎)。こちらも3歳戦歴十分のセンス馬だ。叩き2走目の上積みの大きさが見込め、高評価が欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)