笠松
2024年12月11日
笠松巧者エムエスドンに期待「クリスマスローズ特別」(笠松競馬)
12月11日(水)の笠松競馬メイン第10レースは「クリスマスローズ特別」(A級4組、笠松競馬場1600メートル)。
再び得意の出張戦に矛先を向けてきた名古屋の◎3 エムエスドン(牡4、竹下直人厩舎)がもちろん、中心だ。出張戦制限と夏場に弱いタイプもあって今年の7〜9月は3戦して3着1回のみと成績ひと息だったが、前走の地元A級5組特別で2番手からしっかり粘りこんで6月笠松・A級3組特別以来の久々の連対を果たした。勝ち馬の決め脚にこそ屈したが、気温低下とともに再び調子を上げてきている。そんななか迎えた6走ぶりの笠松戦は5戦2勝、2着2回の抜群の好成績を残す“ドル箱舞台”。セールスポイントの高い先行力は、馬場が軽く、小回りコースにぴったりマッチするようだ。中間は調教を強化し、一杯に追われた最終追い切りでは好ラップをマーク。さらに上昇ムードがうかがえる。5月笠松戦以来、遠ざかる勝利へ、好機到来だ。
再び東海に転入してきた○6 アオラキ(牡4、今津勝之厩舎)も笠松コースを得意とする1頭。メンバーの力量差もあるが、地元名古屋では入着が精一杯も、笠松コースでは【2・0・0・3】。すべての勝ち星を挙げる好舞台だ。夏の南関東武者修行では入着できなかったが、手ごろな相手との対戦に戻った笠松戦。高い評価が必要だ。
地元勢では▲1 ニホンピロポート(牝5、川嶋弘吉厩舎)に期待がかかる。展開に左右される差しタイプで勝ちみは遅いが、前走インを巧みに伸びてA級3勝目を上げてみせた。諸刃の剣とも言える最内1枠スタート。うまくさばけるかが好走への鍵になる。
復帰初戦で上々の粘りを見せて3着と好走した△7 マルヨミニスター(牝5、柴田高志厩舎)はひと叩きした効果が見込め、前進が望める。
(文/中部地方競馬記者クラブ)