金沢
2024年12月17日
スピード勝負ならフレーズタルト「キルタンサス賞」(金沢競馬)
日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬は、17日(火)に4日目が行われます。今シーズンもいよいよ終盤を迎えているために出走頭数が多いレースが増えていますが、なかでも第11レースの「キルタンサス賞」(B2級三組以下牝馬、金沢競馬場1400メートル)はフルゲート12頭立てで争われる牝馬限定戦で、展開次第では高配当が飛び出す波乱がありそうです。
まず人気になるのは◎9 フレーズタルト(牝3、中川雅之厩舎)です。メンバー唯一の3歳馬で、ここ2戦はスピードを発揮して連続連対しており復調気配がうかがえます。今年5月末に中央未勝利から転入してきていきなり4連勝を飾りましたが、9月に入ると急に調子を崩してしまい伸び悩んでいました。しかし2走前のC1級十四組(900メートル)を逃げ切って久々の白星を手にすると、前走のB2級五組(1400メートル)でも2着に逃げ粘り、本来の姿が戻って来た感じがします。自信を取り戻してきた今の状態なら今回もスピード勝負に持ち込めそうで、勝ち負けが期待できます。
○10 モルフェブーケ(牝4、加藤和宏厩舎)は前走の今回と同じ条件の牝馬限定戦で8着に敗れるなど、ここ3戦は相手が強すぎて持ち前の先行スピードが発揮できていませんが、抜けた存在が見当たらない今回のメンバー構成なら巻き返しが見込めそうです。枠順的にもペースを握ることが予想されるフレーズタルトを外からにらみながら2番手から追走できそうで、4コーナーで交わして直線先頭へ抜け出すことができれば、約3カ月ぶりの白星に手が届きそうです。
▲2 ナギサノチャコ(牝4、高橋優子厩舎)は前走のB2級七組(1500メートル)でも3着に追い上げる脚を見せ、2戦続けて3連単で万馬券を提供しています。大井から転入当初は馬体重が400キロを割り込んでいましたが、ここに来て410キロ台まで回復したことで、レース終盤になれば確実に伸びるようになってきています。フレーズタルトとモルフェブーケがお互いに先手を譲らずに先手争いを繰り広げるなら、直線一気の浮上があるかもしれません。
△11 フェスティヴノンノ(牝6、加藤和宏厩舎)は今春高知から移籍していて、金沢で掲示板を外さない走りを続けています。自分の持ち時計だけは走ってくるタイプで、今回も直線で堅実に詰め寄って上位争いに加わってきます。
△6 グラシアーノ(牝4、堀場裕充厩舎)は休み明けから2走して掲示板いっぱいのレースが続いていますが、今季序盤には6戦連続で連対を外さない活躍を見せていました。これまで4勝を挙げている相性がいい1400メートル戦に戻ることで、復調のきっかけをつかみたいところです。
おすすめの買い目
馬単(マルチ)
9⇔10・2・11・6(8点)
3連単(フォーメーション)
9→10・2・11・6→10・2・11・6
10・2・11・6→9→10・2・11・6(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)