名古屋
2024年12月18日
編入条件に恵まれたダグフォース「粉雪特別」(名古屋競馬)
12月18日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「粉雪特別」(A級8組、名古屋競馬場1500メートル)。
手探り面のある転入初戦だが、北海道のA2で勝ち負けした実力派◎5 ダグフォース(セン4、川西毅厩舎)のいきなり劇に期待したい。中央時や南関東在籍時は成績ひと息だったがホッカイドウ移籍で素質開花。3走前にA2に昇格するや、いきなり特別戦を差し切って勝利を飾るとその後のA2での2戦も馬券貢献。地力アップした走りを披露した。ポイントは仕上がり度だが、最終追い切りで併せた東海ダービー馬セブンカラーズと同入。臨戦態勢はほぼ整った。何よりレベルの高いホッカイドウA2で【1・0・2・0】の好成績から当地A級8組特別への編成は有利なリスタート。好発進が期待できる。
一番の相手は調子を上げてきた○8 イントゥザファイア(牡4、角田輝也厩舎)。今秋復帰後、使われるたびに良化ムードを示し、3走目だった前走を好位から鮮やかに差し切ってみせた。A級初戦だが休養前には強敵ぞろいのB級1組特別(24年6月)で連対実績もある。それから考えれば即通用していい。
穴は▲3 ビッグベッター(牡5、井手上慎一厩舎)。近況は失速続きで入着が果たせていないが、構成を見ると差し・追い込みタイプがほとんど。マイペースの逃げに持ち込めそうなメンバーで、久々の大駆けがあっても驚けない。
転入2戦目の上積みや距離短縮、中間の調教、追い切り強化で△12 マイフォーエバー(牡3、藤ケ崎一人厩舎)の変わり身にも警戒が必要。
(文/中部地方競馬記者クラブ)