兵庫
2024年12月29日
スキピオが連勝を狙う「オッズパークウインターカップ」(園田競馬)
29日(日)の園田競馬メイン第11レースに「オッズパークウインターカップ」(A1A2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎4 スキピオ(牡6、橋本忠明厩舎)は転入初戦の前走を逃げ切った。相手関係は多少恵まれていたが、テンの速さが抜群で直線に入ってからも二枚腰を見せてグリーンシアターの末脚を封じた。今回は間隔を空けて乗り込まれており、前走以上のパフォーマンスが期待できる。今後の重賞戦線へ向けて賞金を加算しておきたい。
○8 ドンカポノ(牡6、田中一巧厩舎)は1870メートルになると出遅れる傾向があり、園田金盃でも出遅れて万事休すだった。本質的に距離はマイルまでがベストだろう。今回は兵庫大賞典2着だったときと同じ1400メートルで、五分のスタートを決めて先行できれば勝ち負けになる。
▲7 ハナブサ(牡7、森澤友貴厩舎)は兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIをパスしてオープン特別へ回ってきた。前走はサイレンスタイムのスピードに屈して脚が止まって4着だったが、勝ちに行く競馬をして敗れたもので2着とは差がなかった。引き続き58キロを背負うのは酷だが、今回は傑出馬が不在で持ち味の先行力を発揮できる。
☆6 ミステリオーソ(牡7、長南和宏厩舎)は秋から1400メートルに特化して、重賞を除けば2、3着と上位争いに絡んでいる。このメンバーなら流れひとつで差し切りまで期待できる。
△3 グランドルチル(牡5、諏訪貴正厩舎)はA1に昇級してから3戦とも人気薄だったが、しっかり末脚を伸ばして4、4、2着と好走を続けている。今回は間隔が空いており多少の割り引きは必要かもしれないが、実戦タイプで侮れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)