名古屋
2025年01月04日
重賞3勝目となるかミトノウォリアー「名古屋記念」(名古屋競馬)
1月4日(土)の名古屋競馬メイン第11レースは「第28回名古屋記念」(4歳以上、名古屋競馬場1500メートル)。
2025年の東海地区の重賞第1弾に、短距離戦得意な実力派たちがズラリ。今年の重賞戦線を占う好カードは、復活した◎9 ミトノウォリアー(セン4、角田輝也厩舎)から狙いたい。新馬戦Vからトップ戦線を歩んだスター候補生も、ポテンシャルをレースでフルに発揮できず、三冠路線は善戦止まりで、重賞V2に留まる。ただ夏休みに去勢し、復帰後のブリンカー装着で昨今、再び軌道に乗ってきた。結果6着も地方全国交流・東海菊花賞で見せ場を演出し、近2走のオープン、A級特別を2連勝。好位からソツのないレース運びと差し脚を駆使した好内容で勝負強さもアピールする。伸び盛りの明け4歳馬でもある。重賞3勝目を飾るか。
実績上位は○4 インペリシャブル(牡8、角田輝也厩舎)と▲6 セイルオンセイラー(セン6、塚田隆男厩舎)。タイトル4、3勝を誇る東海有数の先行派で、前走の地方全国交流重賞・笠松グランプリでも6、4着と善戦した。東海勢同士との戦いに変われば、もちろん底力とキャリアがモノを言う。
穴は△1 プリメイラ(牝4、宇都英樹厩舎)。B級の身ながら敢えて格上挑戦する新興勢力。転入後、無傷の6連勝中で、どの勝利も余裕ある快勝劇で仕留めるセンスの持ち主。一気に相手強化されたが、未知の魅力、可能性あふれる好素材の挑戦は必見だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)