笠松
2025年01月09日
実績上位センゴクブショウの反撃か「笠松若駒杯」(笠松競馬)
1月9日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「笠松若駒杯」(3歳、笠松競馬場1400メートル)。
笠松所属、笠松デビュー馬の限定戦だが、準重賞格付けもあって厩舎期待の好素材が多くスタンバイ。3歳重賞戦線にもつながる一戦で、見逃せないレースだ。デビュー以来、初めて前走崩れたが、実績上位の◎2 センゴクブショウ(牡、笹野博司厩舎)の巻き返しに期待したい。ネクストスター笠松での銀メダル獲得をはじめ、秋風ジュニア、ジュニアクラウンでも2着。世代トップレベルの戦いでも好勝負する実績派だ。しかし前走はデビュー以来7戦目にして初めて馬券貢献を外す9着大敗。この一戦をどう判断するかがレース一番のポイント。初距離の壁というより、マイル戦で不利と言われる大外枠スタートで位置取りが悪くなり、終始外々を回らされるロスも響いた展開負けと分析できるのではないか。諸刃の剣になる内の2枠スタートだが、発馬を決めれば、流れに乗って先行態勢が取りやすい位置と言える。200メートルの距離短縮も先行派にとって好都合。最終追い切りで動いたように直前気配も悪くない。素早い反撃に期待だ。
近況の勢い魅力は○12 マルヨハルキ(牡、柴田高志厩舎)。デビューが10月と遅くなったため、上位クラスとは初対戦。しかし近2走の2組、1組の2連勝がともに鮮やかに差し切る、キレとセンスを感じさせる好内容。流れに乗って直線の差し比べに持ち込めれば3連勝も夢ではない。
堅実駆けに定評があり、前走のジュニアキングで出走メンバー最先着を果たした▲7 ダットデア(牡、後藤佑耶厩舎)も馬券に欠かせない1頭。
穴は△4 リョーマ(牡、伊藤強一厩舎)。ジュニアキングでは甘いスタートながら外々を回って鋭く5着まで追い上げて見せ場を作った。五分のスタートを決めれば一撃ある。
(文/中部地方競馬記者クラブ)