岩手
2025年06月01日
大物ヘリオス岩手初勝利なるか「あすなろ賞」(盛岡競馬)
6月1日(日)の盛岡競馬メイン第11レースは「第26回あすなろ賞」(盛岡競馬場ダート1800メートル)。
◎3 ヘリオス(セン9、千葉幸喜厩舎)は中央ダート8勝。ダートグレードの常連で名を馳せ、22年のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIでハナ差2着に惜敗しました。今年4月、高知1戦1勝から岩手入り。大物転入で話題を集めましたが、栗駒賞、シアンモア記念で連続4着。伸びひと息に終わりました。ダート1800メートルは過去2戦とも着外ですが、ズブさが出てきた今なら望むところ。メンバーも緩和され、今度こその期待がかかります。
○7 サンビュート(セン8、菅原勲厩舎)は中央ダート3勝から北海道へ移籍。道営記念、瑞穂賞と重賞2勝の強豪です。23年12月、兵庫へ転籍して2着3回から転入。初戦は4着止まりでしたが、59キロの酷量と距離が短かったのが敗因だったと解釈。今回は1800メートルへ延長された上、57キロに負担軽減。反撃態勢が整いました。
▲9 ミニアチュール(牝5、佐藤祐司厩舎)は昨年の岩手最優秀牝馬。元々が叩き良化型で休み明け3戦目・シアンモア記念で3着。ヘリオスに先着を果たしました。これで上昇ムードに乗り、牡馬を一蹴するシーンまで。
△1 スズカゴウケツ(牡8、千葉幸喜厩舎)は昨年のあすなろ賞を優勝。初重賞を手にしました。南関東から4度目の転入後の2戦は着外でしたが、ベスト条件で本領発揮。
△8 フレイムウィングス(セン8、酒井仁厩舎)は昨年のあすなろ賞で3着でしたが、前走で待望の岩手初勝利をあげて弾みがつきました。
△2 ノーブルサターン(牡11、板垣吉則厩舎)はシアンモア記念で9着に凡走しましたが、見限るのは早計。
(文/松尾康司)