兵庫
2025年09月11日
牝馬ヴァラールが中心「クリスタル賞」(園田競馬)
11日(木)の園田競馬メイン第11レースに園田オータムトロフィートライアル「クリスタル賞」(3歳、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎3 ヴァラール(牝、高馬元紘厩舎)は目下3連勝。長く脚を使える利点があり、距離延長は望むところ。重賞の出走経験はないが、初出走戦でオケマルの3着に入った経験があり素質は早くから評価されていた馬でもある。オケマルも出走予定の園田オータムトロフィー出走に向けて、なんとしても権利を取りたい。
○7 マカセナハレ(牡、長倉功厩舎)は兵庫若駒賞4着という実績はあったが、砂をかぶるともろい面があり、出世が遅れた。ところが、前走は後方から大山龍太郎騎手の大胆なまくりが決まり、素質開花を印象づけた。今回も理想的な大外枠を引いており、好走条件はそろっている。
▲4 シュタールペスカ(牡、橋本忠明厩舎)は兵庫へ転入してから無傷の3連勝。今回は自己条件ではなく、トライアルで権利を取りに来た。ややスピードが勝ったタイプのようにも思われるが、折り合いをつけて運ぶことができれば勝ち負けに持ち込める。
☆6 アマノハバキリ(牡、新子雅司厩舎)は世代屈指のスタミナの持ち主だが、逃げないと持ち味を出せない印象がある。今回は同型のシュタールペスカとの対戦になり、なにがなんでもハナを主張したいところだ。距離は1870メートル以上がベストと思われるために印を下げたが、単騎逃げが叶えばあっと言わせる走りがありそうだ。
△2 エイシンハリアー(牡、坂本和也厩舎)はメンバー唯一の重賞勝ち馬だが、1700メートルは少し長い印象。折り合って進めることができれば上位争いに食い込める。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)