レース展望・予想

金沢

2025年09月30日

スピードが違うプレシオーソ「イヌワシ賞」(金沢競馬)

月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬。30日(火)のメインカードは第10レースの白山大賞典JpnIIIですが、第11レースでも重賞「第21回イヌワシ賞」(金沢競馬場2000メートル)が行われます。当初は9月2日に白山大賞典JpnIIIへのトライアルとして行われる予定でしたが、浸水被害で開催できなかっため、地方全国交流から地元馬限定に変更して白山大賞典JpnIIIと同日に実施されることになりました。

◎1 プレシオーソ(セン8、金田一昌厩舎)は前走の百万石スプリント(1400メートル)でも1番人気に推されましたが、逃げたハクサンパイオニアをとらえることができず2着に敗れました。レース直前にイレ込んでしまい出遅れたのが敗因で、最内枠から先手を譲らなかった勝ち馬にまんまと押し切られてしまいました。その後はリラックスできるように努め、追い切りでもあまり力まずに走れるようになっています。今回は距離が2000メートルに延びますが、中央在籍時にはダート1800メートルで2連勝を飾っており、転入初戦の1700メートルをコースレコードで圧勝したことからも問題なさそう。ここを勝てばレース選択の幅も広がるだけに、最内枠から発馬を決めてスピードの違いを見せつけたいところです。

○9 リトルサムシング(牡3、加藤和義厩舎)は前走のサラブレッド大賞典(2000メートル)を逃げ切って3歳重賞連勝を飾りました。メンバー中で最も重い58キロを背負いながらも後続を6馬身引き離す圧勝劇で、金沢の同世代には太刀打ちできる馬が見当たりません。前走後も休むことなく追い切りをこなしており、引き続き調子の良さがうかがえます。今回は初めて古馬との対戦になりますが、54キロで走れるのは有利で、プレシオーソを抑えて外枠からでも先手を奪うことができれば、再び素質の違いで押し切ってしまいそうです。

▲3 マンガン(牡8、中川雅之厩舎)は夏場に小松トレーニングセンターへ放牧に出されていましたが、8月中旬に帰厩して秋初戦をここに定めて追い切りを重ねてきました。金沢入りしてからまだ連絡みを外しておらず、2000メートルの持ち時計もリトルサムシングを上回っていることから逆転はあります。休み明けでも好勝負を演じて後半の重賞戦線に向けて弾みをつけたいところでしょう。

△7 リケアマロン(牝4、加藤和義厩舎)は読売レディス杯で大敗後、滋賀県の育成牧場に放牧に出されて鍛え直されました。休み明けでも追い切りではパワフルな脚さばきを見せて好時計をマークしており、3歳時の石川優駿で2着に連対して以来となる2000メートルで復調のきっかけをつかみたいところです。

△2 ロマンスグレー(牡6、中川雅之厩舎)は前走の百万石スプリントでも5着と掲示板を外しませんでしたが、忙しい1400メートルよりペースが落ち着く1700メートル以上の距離の方が良さそうです。プレシオーソとリトルサムシングがスタートから激しく競り合う展開になるなら前残りが図れるかもしれません。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
1⇔9・3・7・2(8点)

3連単(フォーメーション)
1→9・3・7・2→9・3・7・2
9・3・7・2→1→9・3・7・2(24点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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