兵庫
2025年10月03日
ペースセッティングが実力上位「ニッカン菊園特別」(園田競馬)
3日(金)の園田競馬メイン第11レースに「ニッカン菊園特別」(A1A2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎6 ペースセッティング(牡5、田中一巧厩舎)は転入2戦目の前走は2着だったが、勝ち馬はのちの摂津盃2着馬。自身は最も重い58.5キロを背負っていたうえに、内で詰まってしまい、まともに追えたのは残り100メートルを過ぎたあたりで負けて強しだった。脚元に不安があるため中間は間隔を空けたが、直前の能力検査では馬なりのまま1分31秒台をマークしており仕上がりは万全。57キロなら力の違いを見せつける。
○7 ダイジョバナイ(牡4、飯田良弘厩舎)は中間にリフレッシュ休養を挟んだ。内のリオンダリーナの出方次第になるが、仕上がりの良さでいえばこちらが上でハナを奪えば逆転まで狙えそう。鉄砲駆けするタイプで前残りを警戒したい。
▲2 リオンダリーナ(牝3、田中一巧厩舎)は昨年の園田プリンセスカップを勝ち、大井の優駿スプリントでも2着に入った実績馬。先の楠賞を見据えて兵庫に転入してきた。中間に馬体が減ったようだが、馬体の張りが戻っていれば勝ち負けできる力がある。
☆8 ワーイズオーバー(牡7、保利良平厩舎)はA1との混合に出走するのは初めてになるが、重賞級の馬は不在で実力的には通用していい器がある。前走は内で詰まったまま手間取ったが、今回は外枠で不利を受ける心配は少ない。ズブさがある馬で、吉村智洋騎手とも手が合いそう。
△5 ベラジオソノダラブ(牡5、田中範雄厩舎)は菊水賞馬だが、現状は掛かりやすい気性を考えると短距離が向いている。逃げ馬の後ろで脚がたまる展開になれば好走が期待できる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)