金沢
2025年11月25日
久々の勝利目指すキタノダイヤ「B2級四組」(金沢競馬)
日曜日から3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。25日(火)は比較的頭数がそろったレースが多いですが、中でも第11レースのB2級四組(金沢競馬場1400メートル)は主力勢の人気が割れそうで、馬券の組み合わせ次第では好配当が期待できそうです。
まず注目を集めるのは◎3 キタノダイヤ(牝3、鈴木正也厩舎)です。2走前の3歳重賞・MRO金賞(1400メートル)で8着に敗れて今年5月にデビューしてから初めて掲示板を外してしまいましたが、前走のB2級五組(1400メートル)で、逃げたバムを2番手から追いかけてクビ差2着の接戦を演じました。走るごとに馬体重を減らしているのは気掛かりですが、そんな状態でも直線に向くと持ち前の瞬発力を発揮して、ゴール寸前まで勝ち馬を追い詰めたのは素質がある証拠。今回はあえて追い切りをかけずに乗り込み重視の調整で挑んできており、馬体重が回復していれば、半年ぶりの白星にも手が届きそうです。
○6 ケイバラード(牡4、池田敦厩舎)は8月の浸水被害の影響で調子を崩していた時期もありましたが、前走のB2級三組(1500メートル)でも直線脚を伸ばして3着と馬券絡みは外しませんでした。乗り込み重視の調整が続いていましたが、今回は中間に追い切りをかけての出走で、高知から移籍してきていきなり連続連対した転入当初の状態に戻りつつあります。直線の追い比べ勝負になるなら外から抜け出してくるシーンは考えられます。
▲4 エムティパル(牝3、佐藤茂厩舎)は前走B2級七組(1500メートル)で、3コーナー外から先団をかわして一気に先頭に立ち、4コーナーで後続に並びかけられながらも、再び直線半ばから2馬身突き放して約11カ月ぶりの白星を飾りました。こちらも気温が下がるとともに本来の調子を取り戻しており、1400メートルに距離が短縮されても前走と同様に勝負どころから早めにコーナーを駆け上がっていければ、再び首位争いを演じそうです。
△5 チョボナイノ(牝4、佐藤茂厩舎)は前回のB2級四組(1400メートル)でも追い上げ届かずの3着でしたが、毎回堅実に伸びてくる差し脚は信頼が置けます。今回も1400メートル戦になりますが、直線で先団を猛追して上位争いに加わります。
△8 ペダンクルアーチ(セン7、加藤和宏厩舎)は転入2戦目のB2級七組で馬体重を大幅に減らしながらも、勝ったエムティパルに4コーナーで並びかけて2着に入りました。右回りコースも徐々にこなせるようになっており、南関東で7勝を挙げた実績から今回も軽視できない存在です。
(文/中部地方競馬記者クラブ)