名古屋
2025年11月26日
追い切り動いたケイアイアルタイルから「ディアナ賞」(名古屋競馬)
11月26日(水)の名古屋競馬メイン第10レースはJRA交流「名古屋CC ディアナ賞」(A級3組・中央1勝クラス、名古屋競馬場1500メートル)。
1勝クラスとの交流戦はJRA優勢が東海地区トレンド。しかし今シリーズの中央勢は小粒なラインアップ。地元勢が走り慣れた1500メートルの舞台でもあり、波乱ケースは十分だろう。
とはいえ地力で優るのはやはり中央勢。なかでも一番の魅力は◎5 ケイアイアルタイル(牡4、JRA・梅田智之厩舎)。1勝クラスに昇級後の3戦は大敗が続くが、デビューから3戦目で初勝利を挙げたセンス馬。4カ月半ぶりの実戦だが、追い切り気配がとにかく良好。栗東坂路の最終追い切りで、馬なりで4ハロン50秒を切る49秒6の好ラップを叩き出し、久々を感じさせない。手ごろな相手に変わる初めての地方遠征。大きな変わり身が期待できる。
地方向きの先行力を持つのは○4 ジョウゲンノツキ(牝4、JRA・牧田和弥厩舎)。1勝クラスの短距離戦で芝、ダートを問わず先行態勢がとれるスピード派。しかも2着2回の実績の持ち主。注文通り先手を奪えば押し切りへ。
地元名古屋勢では▲9 サンセットベリー(牡5、櫻井今朝利厩舎)に注目。中央時は未勝利に終わったが、兵庫や高知でもまれて地力アップに成功。前走のA級5組特別で直線鮮やかに抜け出した勝ちっぷりの鋭さから、一撃の期待は十分。
△11 ガーデンカメリア(牝4、JRA・佐藤悠太厩舎)も有力なV候補。兵庫在籍時に5戦すべて馬券貢献したように地方コース変わりが買い材料になる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)