岩手
2025年12月31日
距離合う3歳リケアカプチーノ「桐花賞」(水沢競馬)
12月31日(水)の水沢競馬メイン第12レースは岩手競馬の総決算レース「第49回桐花賞」(水沢競馬場2000メートル)。
◎4 リケアカプチーノ(牡3、菅原勲厩舎)は高知から転入後、重賞3勝。古馬伝統の一條記念みちのく大賞典でヒロシクンの2連覇を阻止。史上初の3歳優勝を果たしました。北上川大賞典は完敗2着でしたが、スタミナ勝負の差が出た一戦。今度は東北優駿、一條記念みちのく大賞典を制した水沢2000メートルが舞台。史上12頭目の桐花賞3歳優勝へまい進します。
○3 ヒロシクン(セン6、佐藤雅彦厩舎)は春のマイル重賞・赤松杯、シアンモア記念を連勝。青藍賞でもフジユージーンの追撃を完封し、2連覇を達成しました。当初予定はトウケイニセイ記念連覇から桐花賞でしたが、走路悪化のため取り止め。臨戦過程が若干不安ですが、古馬ナンバーワンの意地にかけても負けられないところ。
▲6 ライアン(牡6、佐藤浩一厩舎)は昨年の桐花賞覇者でダート変更された地方全国交流・せきれい賞と重賞2勝。今季は特別2勝のみですが、軽い走路で持てる能力をフルに発揮。史上8頭目となる桐花賞連覇の期待がかかります。
△2 サクラトップキッド(牡4、伊藤和忍厩舎)は北上川大賞典で堂々2連覇を達成。北國王冠で先着を許したリケアカプチーノを一蹴。鮮やかな逃げ切りを決めました。今度は2000メートル対応がカギですが、充実一途。
△8 カナオールウェイズ(牡5、菅原勲厩舎)は中央芝2600メートル2勝、南関東B2から転入。ダート3戦3勝と負けなし。
△7 フレイムウィングス(セン8、酒井仁厩舎)はジリ脚タイプで2000メートルは望むところ。
(文/松尾康司)