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名古屋で覚醒したコパノエミリア「東海ゴールドカップ」（笠松競馬）

12月31日（水）の笠松競馬メイン第11レースは「第54回東海ゴールドカップ」（笠松競馬場2500メートル）。

大みそか恒例の東海地区の名物重賞に、精鋭12頭がスタンバイ。ハイレベルなV争いが期待できるが、中心は遠征重賞でも好勝負を演じる◎3 コパノエミリア（牝3、宇都英樹厩舎）だ。名古屋・宇都英樹厩舎移籍と中距離の牝馬路線に矛先を向けて、メキメキ頭角を現した。グランダム・ジャパン3歳シーズン女王で、6月の関東オークスJpnIIでもJRA勢相手に堂々2着に食い込んだ実績派。今秋復帰後も園田・兵庫クイーンカップを勝ち重賞3V。さすがに前走・笠松グランプリは久々の短距離1400メートル戦で5着止まりだったが、後方から追い上げ入着したのは力の片りん。2500メートルはデビュー以来初距離だが、バテずにしぶとく追い上げた2100メートルの関東オークスJpnIIを考えれば望むところ。3歳牝馬で斤量メリットがあり、軽量53キロで参戦できるのも大きな魅力。東海暮れの大一番制覇へ視界が広がる。

前哨戦のレジェンドハンター記念Vの○12 ゴールドギア（牡10、榎屋充厩舎）がライバルになりそうだ。アタマ差での勝利だったが10歳でも中長距離巧者ぶりを改めて示した。ゆったりしたローテーションで目標を絞っての参戦も好感。V争いは五分。

勢いなら今秋復帰後3連勝を飾る▲1 ニホンピロタイズ（牡7、今津勝之厩舎）。いずれも中団から鋭い決め脚を発揮して着差以上の強い勝ちっぷり。中央3勝と地力の裏付けがあり、軽視できない。

レジェンドハンター記念で2着△10 コヴィーニャ（牡4、井上哲厩舎）もV圏内。