金沢
2025年12月09日
混戦模様もケイバラードから「能登寒ブリ賞」(金沢競馬)
日曜日から3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。9日(火)は少頭数が目立ちますが、第9レースで争われる「能登寒ブリ賞」(B2級二組、金沢競馬場1500メートル)は11頭立てと頭数がそろっており、メンバー的にも組み合わせ次第では高配当が飛び出しそうな一戦です。
各馬一長一短あって信頼できる軸馬は見当たりませんが、走破時計の比較から◎10 ケイバラード(牡4、池田敦厩舎)を1番手に推したいです。6月の高知からの転入初戦で直線外から脚を伸ばして勝利を飾りましたが、その後B2級入りしてからは勝ち切れていないレースが続いています。それでも1500メートルではコンスタントに1分36秒台で駆けており、近走の時計は今回の顔ぶれなら上位。引き続き追い切りでは活発な動きを見せており、先団を射程圏内に捉えながらレースを運べれば、直線一気の差し切りが期待できそうです。
○9 エムティパル(牝3、佐藤茂厩舎)は前走のB2級四組(1400メートル)でも上位人気に支持されましたが、伸び切れず5着に敗れました。追走に手こずっていたことから、距離は2走前に勝っている1500メートルの方が良さそうで、巻き返しが見込めます。ケイバラードと並んで勝負どころから駆け上がっていければ、勝負根性を発揮して競り勝つ可能性はあるでしょう。
▲2 ウインペルセ(牡5、佐藤茂厩舎)は前走のB2級三組(1500メートル)で1番人気に推されながら4着ですが、しぶとく脚を伸ばして接戦の2着争いに加わっていました。今回も内枠に入ってしまい差し脚が届かないケースは考えられますが、向正面で早めに外へ持ち出すことができれば、再び上位争いができそうです。
△1 ピエナパプリカ(牡7、鋤田誠二厩舎)は前走のB2級六組(1500メートル)ではゴール前4頭接戦の末、アタマ差2着。3〜4コーナーで一旦はポジションが下がりながらも、直線で盛り返した内容は評価できます。再び最内枠に入った今回も発馬を決めて先行できれば、際どい争いに持ち込めるかもしれません。
△3 デルマスソバライ(牝5、加藤和義厩舎)は前走のB2級特選(1400メートル)では相手が強く6着でしたが、2走前に2着まで追い上げている自己条件のB2級二組に戻れば見直しは必要。最近は控えて差すレースに切り替えており、前崩れの展開になれば浮上するチャンスがありそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)