斎藤修の重賞ピックアップ

【4/23門別・コスモバルク記念】古馬戦線の主役へリンノレジェンド

 昨年の北海道三冠ではリンゾウチャネルに歯が立たなかったリンノレジェンドだが、黒潮盃、ダービーグランプリという3歳の全国交流に続いて、古馬初対戦の道営記念も快勝するに至っては、夏以降、リンゾウチャネルと互角以上の力をつけたのではないかと思われる。2歳時から3歳時にかけての冬は一時大井に移籍したが、この冬は北海道にとどまった。今回、他地区からの転入馬もいるとはいえ、道営記念で勝負付けが済んだ相手がほとんど。スーパーステションは復帰のメドが立たず、リンゾウチャネルは南関東に移籍ということでは、今シーズンの北海道古馬戦線を牽引していく存在であることは間違いない。
 相手は、道営記念2?4着馬と大井から再転入初戦のペイシャゴンジセだが、その順位付けは難しい。
 道営記念3着で、年明けの川崎記念(10着)も使われ、直前の坂路での追い切りでも36秒台を出して仕上がり十分と思われるモズオトコマエを相手筆頭とした。
 ドラゴンエアルはここ2年間4着以内を外しておらず崩れることがあまりない。着差をつけられたレースもあるが、それは圧倒的に強かったスーパーステションがいてのこと。ただ道営記念以来の9歳初戦という年齢的なところでどうか。
 ペイシャゴンジセも9歳だが、3月まで大井で使われ、A2特別で勝ち馬から1秒差以内のレースをしていたということであれば、上位争いには加われそう。
 ステージインパクトは1800メートルでも勝ち星があるとはいえ、適距離は2000メートルかそれ以上と思われ狙いを下げた。
 ◎6リンノレジェンド
 ○9モズオトコマエ
 ▲1ドラゴンエアル
 △4ペイシャゴンジセ
 △3ステージインパクト
 
 コスモバルク記念の出走表はこちら

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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