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11月25日(水)の名古屋競馬メイン第11レースはJRA交流「名古屋CCヴァルカン賞特別」(A級3組・中央1勝クラス、名古屋競馬場1900メートル)。
中央1勝クラスの交流戦は相変わらずJRA勢優位。しかも層の厚さに定評がある中距離クラスの1900メートル戦。上位独占劇も十分ありそうだ。
なかでも一番の魅力は、3歳フレッシュの◎2 クリノキングボス(牡3、JRA・南井克巳厩舎)。昇級後の1勝クラスでは3走前の7着(8月、新潟ダート1800メートル)が最高成績だが、中央での主戦場は1800〜2000メートルのダートと遠征条件はぴったり。しかも中距離ダート戦では、ほぼ一桁着順にまとめてみせる。軸馬に一番ふさわしいのではないか。東海の第一人者で交流戦に強い岡部誠騎手とのコラボも大きな上積み材料。中間の調教気配もいいとあれば、1勝クラス卒業を陣営が意識した初の地方遠征と言えそうだ。
同じく3歳の○1 クリノアンカーマン(牡3、JRA・高橋義忠厩舎)も魅力の好素材。レベル高い秋の阪神の新馬戦を制したように潜在能力は相当高い。休養明けをひと叩きされて、状態アップが見込める復帰2戦目でもある。中央では芝ばかり、初めてのダートが最大のポイントになりそうだ。
▲6 ユウチェンジ(セン7、JRA・森秀行厩舎)は実績断然の存在だ。朝日杯フューチュリティステークスGI・4着をはじめ、海外遠征したUAEダービーGIIでは銅メダル獲得した大物。半年ぶりでしかも今年は着外ばかりと成績いまいちだが、昨年5月の船橋での条件交流戦(1800メートル)では3着に食い込んでいる。高いキャリアはやはり軽視できない。
もちろん、手ごろな相手との対戦に変わる東海遠征で△10 ユノディエール(牡6、JRA・岡田稲男厩舎)、△9 エスキシータ(牝4、JRA・吉岡辰弥厩舎)もV圏内。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔1・6・9・10(8点)
3連単(フォーメーション) 2→1・6・9・10→1・6・9・10 1・6・9・10→2→1・6・9・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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