斎藤修の重賞ピックアップ

【7/13門別・星雲賞】連覇を狙うクインズプルート

 門別内回り1600メートルのこのレースには、例年であれば中距離路線の有力馬が集まることが多いのが、今回は短距離路線の有力馬も参戦。門別外回り1200メートルの実績馬が、果たして内回り1600メートルをこなせるのかどうかもポイントになりそう。
 コース適性となると、昨年のこのレースを制し、門別1600メートルでは2戦2勝のクインズプルートが中心。目下2連勝も相手が軽かったとはいえ、5馬身差、4馬身差の完勝なら連覇が期待できそう。
 スマートアヴァロンは中央時代も含めて1400メートル以下しか経験がなく、9歳にしてコーナーを4つ回るレースは初めて。北海道スプリントカップJpnIII・5着、グランシャリオ門別スプリント4着という能力の高さで乗り切れるかどうか。
 クラキングスは重賞勝ちこそないものの、昨年のこのレースが2着で、今年もコスモバルク記念3着、赤レンガ記念4着と重賞でも上位善戦。短距離路線組が崩れれば昨年の再現も。
 スマイルミュは前走ヒダカソウカップは12着だったが、マリーンワンとハナを争ってのハイペース先行勢総崩れ。脚質的に今回も短距離馬と競り合ってしまう可能性はあるが、51kgを生かして上位食い込みの可能性に期待。
 スティールペガサスは、昨年5月大井の優駿スプリントトライアル以降、1200メートル戦のみしか使われていないが、マイル前後でも勝ち負けがあり、ここでもチャンスはありそう。
 ◎8クインズプルート
 ○7スマートアヴァロン
 ▲4クラキングス
 △6スマイルミュ
 △5スティールペガサス
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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