アイリス賞/サンエイブレーヴの地力はここでも通用する
2024年03月12日
3月10日から始まった春の水沢競馬。2月まではもう春なのかと思うほどに暖かい日が続きましたが3月に入って毎日のように雪が降る寒い春に。昨年は年末年明けが寒かった分3月が例年以上の暖かさで、桜も史上最速という早さで咲いてしまいましたが、今年はさすがにそこまでのことにはならなさそうな気配。
競馬の方では湿った重馬場が続いていて外まくりがハマる展開もしばしば起こり、例年のような"3月開催は力を要する馬場で先行馬優勢"の構図ともちょっと違いが出ているようです。
そして昨年は開幕日に3連単160万円の高配当が飛び出していますが今年はここまで2日間で15万円が最高。個人的には配当が荒れ始めるのはもう少し経ってから、春先好調だった馬がちょっと疲れてきて下降気味・春先ちょっと結果が出なかった馬が調子が上がってきて上昇気味・・・という流れが交差する4月頃だと思っています。高配当狙いの方はもう少し辛抱かなと思うのですが、果たしてどうなるか。
3月12日のメインレースは12R。B1級一組の『アイリス賞』です。このレースは『令和6年能登半島地震被災者支援競走』として、売得金額の1%相当を被災された方々への義援金とし、後日、日本赤十字社を通じて被災地へお届けすることになっております。
本命は(5)サンエイブレーヴを採りました。
昨年はA級では勝つまでには至らず降級しても一進一退という同馬でしたがA級でもしばしば勝ち負けに加わる勢いでしたしB級でも白星先行でこそないものの大敗はほとんどありませんでした。水沢コースにもそれほど苦手感はないですし、昨冬までA級だった馬もいるここであっても力に不足はないと見ます。
対抗は(9)ヤマニンパジャッソ。昨秋の転入後は盛岡・水沢ともにコース慣れをしている最中に終わったという印象。しかしいずれもラストレースでは差を詰めてきており、そろそろコース慣れ成ったということであれば注目が必要になってくるのでは。
3番手は(10)エスペルト。こちらも転入後はコース慣れしつつ成績も上げて・・・の走りでした。南関東時代は左回りコースのみの戦績でしたがJRA時代なども含めると右回りは良さそう。あとは9月以来の実戦がどうか?だけ。
ヒモは穴っぽく、まず内枠から先行できればの(1)シャノワール。JRA時代は芝が主戦場。姫路で1勝を挙げたもののその後苦戦・・・というのがオーストラリアの砂が合わなかったのなら水沢で変化がある可能性。もう一頭は(8)モレッキを。昨冬は調子自体は良かったのですが残念ながら結果にはつながらず。今回から降級ですし、調子の良さが活きれば大きく変身あっても不思議ではないと考えます。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(5)=(9)、(5)=(10)、(5)=(1)、(5)=(8)
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