笠松
2024年01月09日
将来性感じるフォティック「ニューイヤー特別」(笠松競馬)
1月9日(火)の笠松競馬メイン第10レースは「ニューイヤー特別」(C級13組(ロ)、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち上がり組の好調馬対決だが、余裕あふれる勝ちっぷりに大きな将来性を感じた◎3 フォティック(牡4、後藤佑耶厩舎)が中心だ。転入戦こそ軽快に逃げた勝ち馬にスピード負けして2着に留まったが、ひと叩きした前走が圧巻。スタートでサッと好位3番手を確保して流れに乗ると、絶好の手ごたえで最終3コーナーで早々に先頭に。気合をつけただけで後続を引き離し、あとは一人旅。直線半ばから流して、2着馬に8馬身。さらに勝ち時計も1分29秒4と抜群のタイムをマークするインパクト満点の走りでアピールした。中央時は芝ながら新馬戦での5着をはじめ、2回の入着経験を持つ好素材。200メートルの距離延長となる当地マイル戦も中距離が主戦場だった中央戦歴から望むところ。中間の調教、追い切り気配もいい。2連勝へ、大きく視界が広がる。
差し馬向きの流れなら○4 タイトニット(牡4、加藤幸保厩舎)に出番。スタートに甘さが残るが、前走は好位後ろから徐々に位置取りを上げて2馬身半差の快勝。決め脚は鋭いものがある。
またひと叩きした効果で前走粘りが大幅にアップした上昇馬▲8 アンジュアムール(牝4、笹野博司厩舎)も連争いなら可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)